オイルスキマー
エコモア
エコモア とは・・・
使用済み切削液にたまる浮上油・浮遊微細スラッジなどの不純物を
効率的に吸引・分離・回収するオイルスキマーです。
コンパクトなボディとパワフルな吸引力で浮上油・浮遊微細スラッジを分離します。
エコモア の5つ特徴
POINT
「W吸引ノズル」 によるハイパワー吸引
エコモアの浮上油・浮遊微細スラッジの吸引力は最大で毎分15L のハイパワー!
この吸引力を支えるのが、 「特殊吸い込み形状のノズル」 と、そのノズルを搭載した 「吸引フロートノズル」 です。
ノズルは上部と側面からの両方から油や廃液を吸引します。
フロートが安定して液面に浮かぶため、液面が上下しても吸引ノズルは、最適な位置を保ちながら浮上油と微細スラッジを吸い取り続けます。
POINT
「三段分離槽」 による高精度の分離
「W 吸引ノズル」 から吸い上げた浮上油・浮遊微細スラッジは、比較的大きなスラッジがストレーナーで回収されたのち、独自機構である 「三段分離槽」 へと進みます。
回収した液を三段階で分離させることで、従来の浮上油回収装置に比べ、格段に清浄な切削液として再利用することが可能になりました。
POINT
高性能でコンパクト
エコモアは、強力な浮上油・浮遊微細スラッジの吸引力を持ちながらコンパクトな設計!
少ないスペースで十分に設置可能。
移動用のキャスターが標準装備されているので、お好きな場所に移動、設置可能です。
POINT
容易なメンテナンス、無人運転でコスト削減に貢献
全体がシンプルな構造なため、メンテナンスはほとんど必要ありません。
スラッジが溜まるストレーナーは洗浄が簡単で、破損しないかぎり交換の必要がないため、部品交換の費用も抑えることができます。
独自のフロートエアバルブをつけることで、廃液のオーバーフローを防ぎ、エコモアが自動停止するため、無人での長時間運用が可能です。
POINT
職場環境の改善に貢献
浮上油・浮遊微細スラッジの効率的な回収により、腐敗した浮上油による悪臭や人体に悪影響を及ぼすオイルミストの発生を大幅に軽減。
快適な職場環境を実現します!
また、高精度の分離を実現したことで、廃棄油を最小限に抑えることができ、廃棄処分費の削減にもつながります。
動画で見る エコモア
エコモア フロート
エコモア 回収風景分離槽
仕様詳細
型式 | PPS-EM001 |
外形寸法 | 480 × 492 × 1211H (突起部、専用台車含む) |
分離槽外寸法・方式 | 160 × 320 × 200H ・ 210 × 320 × 360H (有効容量約20L) 3 段分離槽方式 |
重量 | 20kg (本体のみ)、38kg (専用台車含む) |
対応駆動源 | エア駆動 圧力0.3MPa 以上 |
フロート | φ75球型2個 (樹脂) ※オプションでステンレス製の高温仕様に変更可能 |
ポンプ | ダイアフラムポンプ最大吐出 32L/min 0.69MPa 時 15.5L/min 0.3MPa 時 |
耐熱温度 | 4~60℃ ※60℃を超える場合は特殊使用となりますのでご相談下さい |
処理液 | 工作機械等の水溶性切削液・洗浄液・焼入れ液・工場廃液など (固形物を除く) |
設置条件 | 戻り液は自然落下のため戻り口より戻すタンクが低くなければ逆流しますのでご注意下さい。 楊程(液面よりポンプまでの高さ)3m以下でご使用ください。 |
パパスは全てのエコモア、ミニモアを出荷前に水張り試験を行っています。
他社製品との性能比較
エコモアと他社製品との性能を表で比較しています。ご検討の際の参考になさってください。
オイルスキマー 「エコモア」 | 一般的な ベルトスキマー | 一般的な遠心分離機 | |
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価格 | ◯ 比較的安価 | ◎ 安価 | ▲ 比較的高価 |
設置場所 | ◯ 比較的小さなスペースでも対応可能 | ◎ 基本的にどこでも設置できる | ▲ 設置場所が限られる |
処理量 | ◎ W吸引ノズルで量が多くても処理可能 | × 一度に多くの量を処理できない | ◎ 多くの切削液を一度に処理可能 |
処理精度 | ◯ 三段分離槽で高精度の処理が可能 | ▲ ベルトですくい取る方式なので精度は低め | ◎ 比重差により成分を分離するため、処理の精度が高い |
メンテナンス性 | ◎ ストレーナーなどの洗浄が容易で、部品の交換が長期間不要 | ◯ 構造がシンプルなため、メンテナンスが容易。ただし定期的にベルトの交換が必要 | × 精密機械のため、メンテナンスには専門知識が必要 |
メリット | 吸引性能が高く、大量の処理が可能 浮上油だけでなく、浮遊微細スラッジも同時に吸引・分離・回収可能 精度の高い処理が可能 キャスター付きなので、場所を選ばず設置可能 メンテナンスが容易 | ・機器が安価 ・コンパクトなため、場所を選ばず設置可能 ・メンテナンスが比較的楽 | ・一度にたくさんの量を処理可能 ・非常に高精度の処理が可能 |
デメリット | ベルトスキマーに比べると、やや場所をとる | ・一度に多くの量を処理できない ・処理の精度が低い | ・機器が高価 ・処理精度を維持するためには高度なメンテナンスが必要 |